ミドリニリンソウ

緑二輪草


早春系の花

ニリンソウの季節の咲き初めの頃に咲く花

早春、まだハナネコノメが咲いている3月に、これらが咲き始めます。真っ黒、深い緑色の花は探すのにコツが要ります。これを見れば、はなびらのように見える部分がガクなのだと思うわけです。中には毛がびっしり生えるものもあります。葉化し、先祖返りした花もあります。


普通のニリンソウ

群生します。この中にミドリが隠れている可能性があると思うと、必死に探してしまいます。四葉のクローバー探しに似ていますね。四葉はみつかればその株(個体)の中にたくさん見られるのとやはり同じです。ニリンソウの由来ですが、左の写真のように、2輪咲くところから、この名があります。


裏紅のニリンソウ

裏が紅色をした、ニリンソウがあります。一番外側3枚が紅く、中三枚はわりと白い感じになります。早春の一番花に多いですが、通季で、裏が紅色の個体もあります。


晩系の花

ニリンソウの季節の終わりごろに咲く花

白に緑色が入った花が多く、大変美しいです。初め緑だったものが咲き進むと脱色して白くなるものもあります。白。緑、黄緑、ピンクなど、色々な色が混ざり合ってグラデーションになった花や、ガクの先端のみ白く、染め分けたような花もあります。緑色にも黄みがかったもの、真みどり、青みがっかったものなどたくさんありますね。